ターンオーバー
ターンオーバーのサイクルの乱れは様々な肌トラブルの原因になりますので早すぎても遅すぎてもいけません。
しかし30代半ばになるとターンオーバーの周期は50%も遅くなるといわれています。
真皮は最も厚く、皮膚本体であるといっても過言ではありません。
真皮にはにはコラーゲンやエラスチンなどが繊維状に張り巡らされていて、水分を蓄え、肌のハリやふっくらとした弾力を保っています。
年齢と共にコラーゲンやエラスチンの働きが衰え、水分が維持できなくなり深いシワの原因となります。
皮下組織は脂肪がほとんどで、外圧から筋肉や骨を守るクッションの役割、それから体温を維持する役割を果たしています。
どんなにすぐれたスキンケアでも、残念ながら老化を防ぐことは出来ません。
しかし肌へのダメージを最小限にし、ターンオーバーという皮膚の自己再生機能を十分発揮できる環境づくりを整えることで生き生きとした肌を維持することが可能になってくるのです。
そのために心がけるべきことは、まずは皮膚のバリア機能を守りながら清潔にするという外側からのお手入れです。
ここで大切なのは洗顔の方法です。
肌を滑らかに整え、大切な水分の蒸発や病原体などの侵入を防ぐ役目を持つ皮脂までも取り除いてしまうようなアルカリ性の洗顔料、クレンジングは有益な皮脂バランスを崩してしまいますので、注意が必要です。
また私達はついつい外側からのお手入れに目がいきがちですが、細胞が生き生きと働くために内面が健康である、つまり自分自身が心身ともに健康であるということも大変重要になります。